EDELFO(エーデルフォー)
メキシコのNeuro Recovery Center(NRC)による機能性脳波検査による脳神経細胞再生治療
日本での脳波検査は、異常波やてんかん波があるかどうか、意識障害やてんかんとの関連をみて抗てんかん薬を投与するというものです。EDELFOの脳波検査は大分異なります。脳波で脳のダメージを受けている部位を特定し、どの神経細胞が障害、過剰、過少になっているかを検証。
この検査結果より、脳の各部位の機能が亢進、低下しているかを把握し、神経伝達物質(ドーパミン、セロトニンなど)が作用する脳の部位の劣化、損傷をみて治療のターゲットを定めます。そしてその神経の再生に必要な栄養素と再生因子を口から飲むたんぱく質の形で、独自に作製してくれます。やられている脳神経、即ち必要な因子は個人ごと異なりますから、オーダーメイドの治療となります。
ただし費用は高額(検査6か月ごと1回20万円前後、治療費年間約200万円)です。また事前に体内環境(特に腸内環境)の整備とその後の解毒を図っておかなければ神経は再生しにくくなります。当クリニックでは通常のステップを行っても問題が強く残っている場合にお勧めしています。また発症に外的要因が考えられる場合(事故など)、てんかんを伴っているような場合、知的障害が強い場合には当初から適応を考えます。ただし抗神経細胞表面抗体を有する自己免疫性脳炎では効果が少ないのではないかと考えています。
Edelfo機能性脳波検査で調べるもの
- 注意力の回路、分析
- P300(認知機能、判断力・想像力)
- 感情の回路
- 記憶力の回路
- 想像力
- 誘発電位(重症度をみる)
*電極を使った脳への刺激作用は行いません。
Edelfo治療
副作用の少ないサイトカイン、BDNF(脳由来神経栄養因子)栄養サプリメントを使用して治療を行う。検査で判明した脳の問題部位にBDNFたんぱく質を投与し、年2回脳波の検査を受けて根本的な改善を試みる。
BDNF栄養サプリメントは、アギラー医師が監督した特別なサプリメントで、ニューロトロフィン因子(神経系への栄養因子)とニューロプラシシティ因子(神経系機能、神経細胞に可塑性を促進する)であるタンパク質を使用。通常3年間行う。