TriMercury Test、血液重金属テスト
TriMercury Test
水銀のタイプは1つではありません。これを的確に評価するには、世界最新の水銀検査TriMercuryTestが最適です。
現在、有機水銀、無機水銀の排泄能力を評価できる検査は世界中でこれだけだと思われます。通常の肝機能、腎機能検査ではわかりません。
血液重金属テスト
水銀を含めた各種重金属、ミネラルの濃度を測定しラボの集積した母集団データでのランクを示します。
毛髪ミネラル検査
毛髪中の重金属、ミネラルを測定します。結果判断には注意が必要です。重金属の「高いことが悪く、低いことが良い」ことにはならないからです。
しばしば排泄能力の低下で、毛髪の重金属は低下します。体内が汚染されていないから低いのか、排泄不良で低いのかが問題となるため通常汚染が少なく他の重金属検査の行いにくい乳幼児に行っています。
尿中金属排泄検査
従来キレート効果の判定には キレート剤負荷尿検査を行っていましたが現在は通常はTriMercury Testや血液重金属テストで判断しています。
赤血球内重金属、ミネラル検査
赤血球という細胞内の重金属、ミネラルを測定することもできます。血液重金属検査で細胞内蓄積タイプが推測される時に行う場合があります。ただ無機水銀まで測定することはできません。
化学物質尿検査
早朝尿に検査用紙を浸し乾燥させて郵送します。自宅で検査できます。
尿中の環境汚染物質
職業的、環境的な汚染物質への慢性的曝露は人体の健康への影響が大きく、工業化された現代社会において、拡大傾向にある懸念事項となっています。その多くは、様々な病理学に関連づけられています。
特に問題となる化学物質
キシレン
キシレンは、至る所に存在する石油化学溶剤であり、最初にp450酵素によって酸化し、次にグリシンと結合し、2および3-メチル馬尿酸に代謝されます。
トルエン
ベンゼン
トリメチルベンゼン
スチレン
フタル酸エステル
フタル酸塩は、プラスチックの製造に使用され、柔軟性を持たせたり、樹脂を柔らかくするものです。こればかりか、メークアップから洗剤、シャンプー、タイム・リリース型の薬剤に至るまで、あらゆる物の中に見出すことが出来ます。
この毒素は、神経および発達上の障害を起こすだけでなく、内分泌かく乱物質としても良く知られています。また、トリプトファン代謝に干渉することによって、炎症誘発性と神経毒性複合物質であるキノリン酸の増加をもたらします。フタル酸塩は、特に男の子の胎児の発達異常にも関連しているようです。
パラベン
パラベンは、広く使われている防腐剤の一群であり、様々な化粧品、薬品、産業製品に見出すことが出来ます。パラベンは、固有のエストロゲンやその他のホルモンに関連する活動性を持っており、乳がん細胞系の成長発達に関連しています。
自閉症スペクトラム障害との関係
肝臓のp450解毒システムの損傷が相当数の自閉症のケースに発生しています。そのため子供の生体異物を解毒排泄する機能に深刻な影響を与えている可能性があります。
一般的な石油化学製品の副産物:キシレン、トルエン、ベンゼン、スチレンなどが濃縮されて中枢神経系に影響を与えている可能性があります。
また広く使用されている保存剤パラベンや製品の柔軟性耐久性のための化学物質フタル酸エステルは内分泌かく乱物質(環境ホルモン)として働く可能性があります。
GPL-TOX(多種化学物質尿検査、ミトコンドリア病検査)
早朝尿で11の汚染物質検査と165の毒性化合物をスクリーニングできます。さらにミトコンドリア病のマーカーチグリルグリシンも測定項目に含んでいます。
尿ポルフィリン検査
多種の尿ポルフィリンは赤血球のヘム合成の酸化中間産物で、ヘム産生の障害の生物学的マーカーとなります。
異常なポルフィリンマーカーは遺伝疾患、養素不足、酸化ストレス、毒性の化学物質や重金属への暴露に伴って起こります。アルコール、鎮静剤、鎮痛剤、抗生物質、女性ホルモン剤、経口避妊薬はポルフィリンのレベルに影響を与えます。
貧血、妊娠、肝臓疾患もまたポルフィリンの代謝に影響します。尿ポルフィリン検査は重金属検査と併用して、解毒前と解毒後に行うとより有効です。難病の場合、行っておくと良いでしょう。