神経修復について(前段階)
- 恐らく解毒後でなければニューロン再生は難しい
- 主たる解毒経路は肝臓→腸のため、解毒に先立って整腸が絶対に必要である
- 脳のニューロンと同時に腸のニューロンも再生する必要がある
神経修復について(後段階)
EDELFO(エーデルフォー)
メキシコのNeuro Recovery Center(NRC)による機能性脳波検査による脳神経細胞再生治療
この検査結果より、脳の各部位の機能が亢進・低下しているかを把握し、神経伝達物質(ドーパミン、セロトニンなど)が作用する脳の部位の劣化・損傷をみて治療のターゲットを定めます。そしてその神経の再生に必要な栄養素と再生因子を口から飲むたんぱく質の形で、独自に作製してくれます。やられている脳神経、即ち必要な因子は個人ごと異なりますから、オーダーメイドの治療となります。
ただし費用は高額(検査6か月ごと1回20万円前後、治療費年間約200万円)です。また事前に体内環境(特に腸内環境)の整備とその後の解毒を図っておかなければ神経は再生しにくくなります。当クリニックでは通常のステップ1~3を行っても問題が強く残っている場合にお勧めしています。また発症に外的要因が考えられる場合(事故など)、てんかんを伴っているような場合、知的障害が強い場合には当初から適応を考えます。ただし抗神経細胞表面抗体を有する自己免疫性脳炎では効果が少ないのではないかと個人的には考えています。
<自閉症とオートファジーの関係とは?>
同研究において、26名自閉症患者(2~20歳)の検体から採取された大脳皮質を、自閉症でない22名の患者検体と比較したところ以下の内容が報告されました。
◆19歳自閉症患者では、脳内シナプスがはるかに多く残存していた(約16%しか刈り込みが行われていなかった)。⇒自閉症でない患者では、約41%の刈り込みが行われていた。
◆さらに自閉症患者の脳細胞にはオートファジー機構が極度に欠乏しており、神経細胞も古く傷ついた部分が多く見られた。