現在、認知症患者は急増しており、厚生労働省の試算では現在国内では500万人以上の認知症患者がいるとされ、将来的には65歳以上の方の5人に1人が認知症になるとも試算されています。また現状、認知症に関しては抜本的な治療法が確立されておらず、予防やリスク管理が重要とされております。
認知症の予防対策。いつからすべきか?
認知症にはいくつか種類がありますが、日本ではその半数以上をアルツハイマー 型認知症が占めるとされています。アルツハイマー型認知症はアミロイドβと呼ばれる老廃物が脳内に蓄積することが原因とされ、実際に発症する20年以上前から蓄積し始めることが明らかになっています。そのため、リスクの高い人は発症する前から認知症の予防を視野にいれて生活習慣の見直しをしていく必要があるのです。リスクのチェックが肝要です。
後天素因検査のアルツハイマーリンクス検査と合わせて行うのがベストです。
ApoE遺伝子とアルツハイマー型認知症
ApoE遺伝子検査ではアルツハイマー型認知症の発症と密接な関わりがあるとされているApoE遺伝子を調べます。
ApoE遺伝子には6組の遺伝子タイプが存在し、特定の遺伝子タイプε4を持っている方はアルツハイマー型認知症の発症リスクが3倍~12倍高くなるといわれています。
もちろんε4タイプを持っているからといって必ずしも認知症を発症するわけではありませんが、遺伝的な認知症リスクを知ることで予防につなげていただくことができます。